1から10など決まった数値で繰り返し処理をおこないたいときには繰り返し文を使います。その繰り返し文で代表的なものがfor文になります。繰り返し処理はループ処理とも言います。
1から10までの数値を出力するにはechoを使って出力していました。しかしechoを使って1から10までの数値を出力しようとすると、10回もechoを使わなければいけません。
echo 1;
echo 2;
echo 3;
echo 4;
echo 5;
echo 6;
echo 7;
echo 8;
echo 9;
echo 10;
今回は10と比較的小さい数値だったのでechoでも出力できますが、これが100や1000だった場合、不可能ではありませんがめんどくさいと思いませんか?
そんなときにfor文を使って繰り返し処理を書いていきます。for文を使えばたったの数行で繰り返し処理を書くことができます。数値は100でも1000でも可能です。
for文の基本形
for($i = 1; $i <= 10; $i++){
echo $i;
}
これがfor文の基本形となります。1つずつ解説していきます。
初期化
$i = 1;
for文をつかうときは必ず初期値を変数に入れます。$i=1とすると、繰り返し処理は1から始まります。$i=100としていれば100からスタートします。
繰り返しの条件
$i <= 10;
$i <= 10;は繰り返しの条件をあらわしています。$i <= 10;は$iが10以上になったらループが外れる(ループが終了する)ことをあらわしています。
11になった場合、ループが終了するということです。$i <= 100とした場合、101になった瞬間にループが終了します。
値の更新
$i++;
$i++;は変数に入っている値の更新をあらわしています。値の更新は繰り返しの条件を満たされなくなるまで更新され続けます。
for($i = 1; $i <= 10; $i++){
echo $i;
}
$i = 1; $i <= 10; $i++とした場合は10になるまで1を足し続けることになります。
for文で10ずつ値を増やす方法
for文を使えば、値を10ずつ増やすことも可能です。10ずつ値を増やすには、値の更新を変更すれば良いのです。
「$i++」は「$i=$i+1」と同じ意味になります。
もし10ずつ値を増やしたい場合は、「$i=$i+10」と書けば良いのです。
for($i = 0; $i <= 100; $i=$i+10){
echo $i;
echo '<br>';
}
//実行結果
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
次回のレッスンはwhile文
次回はwhile文について紹介していきます。

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